遊びから講座に♡

着物遊び

8月2日、浴衣を簡単に着るオンラインの講座を開催しました。
自分自身で着ることはできるものの、人に教えるってどうしたらいいの?と思いずっと出来ずにいましたが、着付けのセオリーを気にせずまずはやってみようと思って一歩踏み出しました。

着物に対するイメージを覆したい

そもそも、着物に対して、皆さんのイメージはどんなものだろう?

  • 着るのが難しそう
  • めんどくさい
  • 動きにくい
  • 高級だから汚したら大変
  • 実用的でない

なんとなく、こんなイメージの人が多いかなぁ?と思います。
でも、よく考えて見てください。
着物って、何百年も日本で着られていたんですよ。
台所仕事や農作業も着物でしていたはず。
着るのがめんどくさかったり動きにくいっていうのは、ここ数十年の間に生まれた固定観念だと思うのです。

これは私の予想ですが、明治維新で西洋文化が入ってきたことをきっかけに洋服が普及して行って、その後の大東亜戦争(第二次世界大戦)後に物資がなくなり、庶民が着物を着る機会が減ったことで、着崩さずに着る上流階級の人たちの着方が一般的になったことが要因なのではないかと思います。

着物=きちんと着なくてはいけない。
私自身も長い間この固定観念にとらわれていましたが、着物文化が廃れるのは勿体無い!と思って自分の中の価値観も変えて、これからは身近でいつでも楽しんで着られる着物スタイルを確立していきます。

着物を着るようになったきっかけ

小学6年生から中学3年生の間、大手の劇団に通っていて、その時の授業内容に《日舞》がありました。
日舞の授業ではまず自分で浴衣を着て準備しておきます。
なので、小6の時すでに自分で浴衣の着付けができるようになっていました。
さらに、レッスン中に着崩れないように着るし、踊っても着崩れないように動く。浴衣を着た時の所作も自然と身についたり自分で工夫したりしていました。この時の経験は自分にとっての財産になったなと感じています。
そして、高校・大学の時に浴衣を自作する授業があり、出来た浴衣は着装発表するので、浴衣の着方を定期的に復習していた感じでした。
祖母の持っていた着物を着る人がいないので私が受け継ぎ、大学生の頃、仲の良かった友達が着物に興味を持っていたのもあって、大学の着物を着て行って、着物で授業を受けたりもしました。
自分で浴衣が着れるようになっていたのが着物へのハードルを下げ、一緒に着物を着てくれる親友がいたことで一気に加速した感じです。

いつの間にか着物は《特別なもの》ではなくなっていて、興味がある人にはどんどん着てもらいたいなと思っています。

着物で遊ぼう〜浴衣編〜開催

着物を着てイベントに参加したり、写真をFacebookなどにアップすると「着付けを教えて欲しい」と言われることがあります。でも、自分自身、着付け教室とかできちんと習ったわけではなく、こんなふわっとした状態で教えてもいいのか、という葛藤がずっとありました。
今までは《きちんと出来ないといけない》という意識が強すぎたせいでもあります。
それが【体にやさしい自分ビジネス3ヶ月実践コース】を受講していくうちに、やりたいと思った時にやる精神に変わっていき、今回ほぼ準備しないまま浴衣を簡単に着てみる講座を開催してみました。

急遽、オンラインでの開催に変更になり、カメラにどこまで細かく映るかとか全身が映らないけどどうしようとか、直前にバタバタしましたが、思っていたよりスムーズに進んでよかった。
講座自体は、一度私が着ながらざっくり説明して、その後実際に着てもらう感じで進めました。私の着付けの様子をスクショしてくれていたので、一部シェアします。

背中心を合わせる説明
おはしょりを整える説明
帯のリボンのを折りたたんだところ

背景を気にせず講座したから、サロンの裏側がめっちゃ見えてる。笑
こんな感じでポイント伝えつつやりました。

やってみた感想

色々準備しておかないと不安な私ですが、ここはポイント!っていう点だけ自分な中できっちりわかっていれば講座をする事は可能だな、と感じた。浴衣を気軽に着れるようにするのが目的の講座だったけど、私が講座を気軽に開催できるようになるための時間でもあったな。
オンラインの場合は、カメラ二台で、全体と拡大とで見れるようにした方がわかりやすいかなー?次はカメラ二台用意できるといいのかなー?と考え中。
一回やっただけじゃ忘れちゃうから、資料とか作ってみるのもありかな。

おわりに

自分がただ楽しむためだけに着ていた着物が講座になっていくとは思ってもいなくて、というのも、素敵に着こなすレディーが世の中には沢山いて、私はまだまだだなーと感じていたので講座なんて恐れ多い…とか思っていたんだけど、働き方を変えよう!って思ったら、遊び感覚で知識を提供するのに抵抗がなくなり、講座を開いていくことで自分自身も成長できるっていう感覚が生まれました。
結果がどうであれ、たとえ数回しかやらないことになったとしても、取り組むことに意味があるなーと感じました。

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